ErgoDoxを使い始めて2週間経ったので現状をメモしておく
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ErgoDoxを実際に使ってみて、使い方が定まってきたのでその様子のメモ。
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感想とか #
自然と姿勢が良くなる #
逆に言うと普通のキーボードだと自然と姿勢が悪くなる、ということかもしれない。
肩が開いているせいで猫背になったりふんぞり返ったりするとすごく打ちにくいので、自然と背筋を伸ばして打つことになる。 はじめのうちは今まで使っていなかった背筋が疲れる感じがしたけど、今はそこまで気にならない感じ。 肘を机に付かずまっすぐ下ろす体制になるので、肘掛けがないとちょっとつらいかも。
キーカスタマイズの試行錯誤は楽しい #
本末転倒な気はするけども。
ファンクションキーが多いので、そこに何を配置するか試行錯誤するのが楽しい。 まあ実際は指が届かないキーも多いので、操作性が劇的に変わるわけではないんのだけど。 レイヤー切り替えをうまく使えばいいのかもしれないけど、 あまりにも普通のキーボードとかけ離れてしまうといろいろ不都合なのでそこまで突っ込んだカスタマイズはしていない。
セパレート式のキーボードに離れが必要 #
今までと違う体制でキーボードに向かうので、慣れないというか落ち着かなかった。
格子状のキー配列には慣れが必要 #
これも、慣れの問題。
一番困ったのが左手下段のキー。 癖でZ、X、Cのキーをそれぞれ薬指、中指、人差し指でタイプしていたのだが、 格子状のキー配列の場合これが小指、薬指、中指に限定されてしまう。 一列ずれた状態でタイプしなければならず、これに慣れるまで時間がかかった。
まあ、慣れの問題。 慣れてしまえば普通のキーボードもセパレート式のキーボードも同じように打てるようになる。 キーボードのバイリンガル状態。
白軸は軽すぎたかもしれない #
ErgoDox EZは軸をGateronの各色から選択できる。 それぞれクリック感の有無やキー入力として反応するまでの押下圧に違いがある。 HHKB Pro2(45g・Gateron赤軸相当)を使っていても重く感じることがあったので一番軽い白軸(35g)にしてみたのだけど、これは失敗だったかもしれない。
何しろ軽すぎる。 ちょっと触れただけで入力されてしまうので誤タイプが頻発する。 格子状のキー配列に慣れていないことも影響してはじめのうちは入力ミスを修正している時間のほうが長かったかもしれない。 長時間入力している場合の疲れだけを気にして白軸にしたけど、こんな違いがあるとは思っていなかった。
今まで使っていたHHKB Pro2も自宅で併用しているので(ErgoDoxは職場用)、 家に帰ってからキーボードを叩くとものすごく重く感じる。 というかMacbook Proのキーボードですら重く感じる。 10g野さは思ったより大きかった。 大きな不満がない限り押下圧は揃えておいたほうが良さそう。
傾斜付きのキーキャップのほうがよかったかも? #
ErgoDox EZでは無刻印のDCS(キーごとに傾斜が付いている)キーキャップと、 刻印ありのDSA(すべてのキーがフラット)キーキャップを選択することができる。 ただしどちらも真っ黒なので、雰囲気重めだなーと思ってPIMP MY KEYBORDで グレーのキーキャップ(DSA)を別途購入していた。
パンタグラフ式のフラットなキーボードも普通に使っていたし、いままでキーキャップの傾斜は気にしていなかったのだけど、 ErgoDoxのような上下にキーが多いキーボードの場合は打ちやすさに大きく関わってくるのかもしれない。
その辺のハードウェア・アクセサリも含めてカスタマイズしていけば良さそう。 さすがに軸の交換は難しそうだけど・・・。
キー配置 #
現状こんな感じ。
何も書かれていないものはキー入力を発生させないもの(KC_NO
)。
*
はBase Layerと同じ動作(KC_TRNS
)。
keymap.cはこちら。
ErgoDoxは普通の英字配列キーボードと違って右側のキーが1列少ないので、それをどこに移動させるかが問題になる。
一番内側の列(+L3
とかが並んでいる列)に持ってきたり、一番下の行(Left
、Right
とかが並んでいる行)に持ってきたりする方法もあるが、
普通のキーボードとあまりにもかけ離れてしまうといろいろと不都合なので、
レイヤー切り替えで右端の列に配置することにした(Keymap 1)。
一旦これで落ち着いているが、まだまだ変えるかもしれない。 とはいえ基本は英字配列キーボードに倣った配置にするつもりなので、変えるとしたら親指周辺の修飾キーと、 レイヤー切り替えで使う特殊キーくらいか。
パームレスト #
ErgoDox EZのパームレストは買わなかったので、適当な片手用パームレストを2つ並べて使っている。
が、ErgoDoxはそれなりに高さがあるのでこれだけでは常に手首を反らせることになってだいぶつらい。 そこで木材をパームレストに合わせてカットして下駄を履かせることにした。
材料費は、
品目 | お値段 |
---|---|
ブナ板材 | 486円 |
滑り止めシート | 162円 |
両面テープ | 278円 |
木材加工代 | 1498円 |
計 | 2424円 |
パームレスト本体よりお金がかかっております(笑)
特に加工代が高い! 東急ハンズの木材加工サービスを利用したのだけど、 型紙持ち込みの曲線カットなのでだいぶ高くついてしまった。 とはいえ自分でカットするためにはまず糸鋸盤を買わないといけないので(ただの糸鋸でまっすぐカットできる気がしない)、 そうなると1万円台の出費になるし、そもそも置く場所もないし、なのでそれを考えれば安いというべきか・・・。
さすがに手慣れた人がカットしてくれるだけあって仕上がりはきれい。 同じものを2つ作ってもらったのだけど、重ねたらぴったり同じ形だった。 自分でやったらこうは行かない。
で、カットしてもらったものをサンドペーパーで磨いて、 両面テープですべり止めとパームレストをぺたーっとくっつけて完成。
見た目もなかなかで高さもちょうどいい感じ。
まだ「ErgoDoxサイコー!」という感じではないけれど、結論を出すのはまだ早そう。 安くない買い物だったわけだし、もうしばらくは使い込んでみる。