Outer Wildsネタバレ感想
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Outer Wildsというゲームが大変面白かったので、忘れないうちに感想を。 ネタバレしかないので未プレイの方はご遠慮ください。
プレイしたのはEpicGames版。
どんなゲーム? #
ストアの説明は「オープンワールドミステリー」。
プレイした上で一言で説明するなら、「タイムループを繰返しつつ小さな太陽系を探索して最大の謎である宇宙の眼を見つけ出すゲーム」。 太陽系を舞台にした脱出ゲームとも言える。
ゲーム中で「宇宙の眼を見つける」ことが明確に目的として提示されるわけではない。 というかなんの目標も提示されない。 気になるところを探索するとある手がかりを入手して、それを元に探索して別の手がかりを入手する。 探索を繰り返していくと、最終的に宇宙の眼にたどり着くようにつくられている。
ホラー要素は無い。 エイリアンとの戦闘も無い。 パズル要素も無い。 考古学的な、情報探索の連鎖があるのみ。
あるループで条件を満たしたら、次のループで新しい場所に行けるようになる、という造りではない。 得られるのは情報だけで、フィールド上のすべてのものはどのループでも変わらない。 (途中でアップデートが入って、地形が変わったことはあった)
プレイ後 #
22分という制限時間と、その時間内で探索できる範囲の調整が絶妙。 ループごとにちゃんと新しい発見がある。 終盤になってくるとだんだん1ループ内でやらない行けないことが増えてきて難易度が(ちょっとだけ)上がる。
「この先を見てみたい。けど先に進むのはこわい…」と思わせるのがうまい。 脆い空洞のブラックホールとか、燃え盛る双子星の真っ暗な洞窟の先とか、巨人の大海のコアとか、木の炉辺の間欠泉とか。 宇宙こわい。
最後に手に入れたヒントは宇宙の眼の座表だった。 巨人の大海のコアにはクラゲに入れば行けそうだということはわかっていたけど、こわくて最後まで後回しにしてしまった。 結局コアには一度しか行っていない。
Nomaiの船のワープ装置を起動する方法がわからず3ループくらいした。 三面柱の珠を上げればいいだけだったのね…。
2周目を純粋に楽しむことはできなそう。 太陽系を飛び回るのは楽しいけど、発見の喜びはない。 EpicGames版には実績解除も無い。 とはいえ勝手に挑戦することはできる。 「とんでもない運命になったもんだな。」の特殊エンディングは一見の価値あり。
あとは色々な死に方をした。 太陽に突っ込んだり、宇宙服を着るのを忘れて外に出て窒息したり、発射台へのエレベーターの下敷きになったり・・・。
残された疑問 #
- 闇のイバラはなんだったのか、内部にある赤い数珠みたいなものは?
- 侵入者のコアにあった幽霊物質満載の玉はどこから来たのか。
- クラゲはもともと闇のイバラが壊した星にいて、たまたま巨人の大海に飛ばされたのか?
- 木の炉辺のNomai像はなぜ主人公とリンクしたのか。
- Nomaiは宇宙空間にいない時は裸なのか、それとも経年劣化で宇宙服以外の衣服が風化してしまっただけ?
おわり #
純粋に世界を知ることが楽しいゲームだった。 同じようなゲームをやっても「Outer Wildsみたいなやつね」と思ってしまうんだろうな。