Skip to main content
  1. Entry/

atreus62を組んだ

家ではメインのキーボードとしてdactyl manuformを使っている。 column staggerdでお椀型で親指周辺にもキーが多くとても使い勝手が良い。

一方職場はどうかというと、コロナ禍によるリモートワークが中心になっていたせいでハードウェアのほとんどを引き払っていた。 少し前から出社がデフォルトに変わり、職場でもまともなキーボードが欲しくなった。

KeyboardioのAtreusを持っているのでこれを使おうともしたが、 40%キーボードはどうにもレイヤーキー同時押しが辛い。 快適にコードを書くためには数字・記号キーはほしい。

みたいなことを職場の自作キーボード界隈に相談したら、atreus62というものを教えてもらった。 名前からも分かる通り、Atreusをベースに62キーに拡張したもの。 数字・記号キーはあるし、Ctrlなどのモディファイアキーもある。 これはジャストサイズということで、半完成品を販売しているProfet Keybordsで購入することにした。

購入 #

買ったものは以下の通り。

全部合わせて5万円弱くらい。 円安がにくい。

全部そろうのに1ヶ月くらいかかった。

組み立て #

ハンダ付けは中学の技術の時間にやって依頼だったので、実質初めて。 はんだ付けに必要な器具は、以前キーボード組み立てをしようとしたときにそろえてあったのでそれを使った (その時はパーツの注文に失敗して組み立てまで至らなかったので、結局出番がなかった)。 初心者らしく、YouTubeで初心者向けの動画を見て感覚を掴んでから作業開始。

ハンダ付け箇所は多いものの、込み入った回路ではないので難易度は低め。 とはいえ初心者なのでハンダ付けが甘くて通電しないキーがあったり、キースイッチ差込時に足が折れてやり直したりした。 キースイッチの不良で通電しないパターンもあって、ハンダを除去してからのスイッチ取り外しにだいぶ時間がかかった。 ハンダ除去にははんだシュッ太郎がいいぞというのを教えてもらったが、そこそこ値が張るので保留。 ハンダ付けの出番が増えたら考えよう。

せっせとハンダ付けしている様子

使い心地 #

今のところなかなか良い。 さすがにお椀型のdactyl manuformには劣るものの、十分に打ちやすい。 もうcolumn staggerdなキーボード以外使えないかもしれない。

外観

大きさは本家Atreusよりは一回り大きく、幅はHHKBくらい。 持ち運ぶには少々大きいが、十分にコンパクト。

大きさ比べ

キーマップはdactyl manuformと合わせてある。 (自分にとっては)おなじみの、Dvorakを少しいじった配列。 親指周りはキーの数が少ないのでアレンジ。 逆に小指周りは最下段分atreus62のほうがキーが多いので持て余している。

QMK Firmware用のキーマップコードはGitHubで公開している。 https://github.com/handlename/qmk_firmware/blob/original/keyboards/atreus62/keymaps/original/keymap.c

#

ケースキット付属の足、というか袋ナットは特に滑り止めのない半円状なので、ツルツルの机の上などでは滑ってしまう。 キーボードは安定感が命ということで、袋ナットにゴム製の戸当をはめ込んでいる。

戸当の穴を拡張・貫通させて袋ナットを押し込んでいる
ネジに止めた様子

上から見ると少々はみ出しているが、そんなに気にならない・・・いや、気になるのでもうちょった改良したいところ。

上から見ると少々はみ出しているのが玉に瑕

ギャラリー #

追加で写真を何枚か。

真上から見た様子。

真上からの写真

ケースの中間層は透明なアクリルなので、キースイッチが少し見える。 おしゃれ。

横から見るとキースイッチが見える

主張の強いキーキャップ。

等高線柄のキーキャップ

キーキャップの上面に模様以外何も書かれていないが、側面をよく見ると文字が刻印してある。 (が、上述の通りキーマップを変更しているので特に意味はない)

キーキャップ側面の刻印

裏には “atreus62 by profet” の文字が刻印されている。

裏面の刻印

おわり #

必要十分なキー数で、十分にコンパクト。 ほぼ初めてハンダ付けしたにしては十分に満足な出来になった。 しばらくはこれで満足できそう(フラグ?)。

関連エントリ #

この記事はatreus62で書きました。